豆腐にはなぜ消泡剤が入っているの?

豆腐には、泡を消すため「消泡剤」という添加物が使われていることがあります。原料に使われている大豆には、サポニンという成分が含まれています。この成分は天然の界面活性剤とも呼ばれ、水に溶けると石鹸のように泡立つ性質があります。それにより、豆腐を作る時に大量の泡が発生してしまい、なんとか抑えないと気泡だらけになってしまいます。

そこで役立つのが消泡剤なのです。「泡だらけになっても、味が変わらなければ問題ないのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、豆腐に気泡が入ると、見た目の悪さの問題だけでなく、豆腐が空気に触れている状態なので、日持ちしなくなったり腐りやすくなったりする問題が出てきます。また、作っている途中にどんどん泡が発生してくるので、なんとか抑えないと吹きこぼれてしまいます。

豆腐の製造中に泡を消すには別の方法はあります。実際に、昔の豆腐は、泡を何度もすいくい取ったり布でこしたりして、泡がなくなるまで手間のかかる作業を行って作っていました。しかし、このような作り方では、時間もコストもかかり生産性も落ちるでしょう。そのため、今では多くの豆腐が消泡剤を加えて作られているのです。

消泡剤は食品添加物の一種ですが、できあがった豆腐には一切成分が残らないため「加工助剤」に該当します。そのため、害を及ぼすものではないと考えられており安心して食べることができます。どうしても気になる方は、消泡剤不使用の豆腐を選ぶと良いでしょう。

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