消泡剤の種類とその特徴

消泡剤は汎用性に優れたシリコーン系と、水性の発泡液に効果をもたらす有機系の2種類に分かれます。有機系には界面活性剤やポリエーテル、高級アルコールといった薬剤が代表的です。一方シリコーン系は水性のもの、油・溶液などの非水性の両方に効果を示します。なお汎用性が高いとされるシリコーン系はさらに、5種類のタイプに分けることができます。

オイル型は溶剤や添加剤を一切含まず、純度100%のシリコーンオイルです。水や他の溶剤が混入してはいけない、油性の発泡液に対して効果的です。油性の発泡液に使用されるのは、溶液型も同様となります。使用する際の使い勝手の良さ、添加した際の分散性能の向上を目的として、あらかじめ溶液の状態に加工したタイプです。

水性の発泡液に対しても効果を示すのが、オイルコンパウンド型です。シリコーンオイルにシリカ粉を混ぜ込んで、水性および油性の発泡液に効果を持たせています。このオイルコンパウンド型に、水中に油が混在する状態にしたのがエマルジョン型です。シリコーン系消泡剤の中でも汎用性は非常に高い種類であり、食品への添加や廃水の処理などさまざまな用途に見合った製品が用意されています。

30度以下の冷水で5~10倍に希釈して混合すればエマルジョン状態になるのを、自己乳化型と分類しています。水性発泡液の中でも特に、酸性・アルカリ性の液体に対して高い効果を示すシリコーン消泡剤です。切削油や不凍液、塗料などに添付する際にも持続性に優れるため、非常によく用いられます。

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